2月15日(水)に、本校と株式会社NTTドコモ様共催で、STEAM教育推進イベントを実施しました。
会の前半では、ドコモ様が開発中の「人間拡張技術」のデモを体験し、人の動きが再現される技術に驚いていました!
メインイベントでは、スペシャルゲストに世界的ピアニストの角野隼斗さんをお招きし、「音楽×テクノロジー!角野隼斗さんと考える新しい価値の創造」と題して本校校長と株式会社ドコモ九州支社長の根本浩二様の3名で、STEAM教育についてのパネルディスカッションを行いました。
東京大学大学院で情報工学を研究し、ピアニストとして世界で活躍されている角野さんは、まさに「何かと何かを掛け合わせて新しい価値を創造する」STEAM教育の本質を体現されており、本校生徒にとってロールモデルと言える方です。
「テクノロジーが発展することで、これまで必要とされてきた努力が不要となってしまうのか」という生徒の質問に対しては、
「今は当たり前になっていることも、実は、昔の人々の膨大な努力によって、人類が何百年もかけてたどり着いた知の結晶に自分たちが触れることができている結果。そこにたどり着いたからといって、そこがゴールではなく、その先にまだ世界は広がっている。努力が要らなくなるわけではなく、また別の努力、その先での闘いになるのだと思います。」と答えてくださいました。
また、「自分の原動力は好奇心。これをやったら面白くなるかな、ということを届けたい。そこには創造力が必要ですが、ゼロから生まれるわけではなく、たくさんのことを知り、色々な分野のことを吸収して、物事を様々な角度から見ることで、新たな発想が生まれてくると思います。」ともおっしゃっていて、まさに本校が生徒たちに伝えてきた「おもしろそう、やってみたい、知りたい」という気持ちが学びの原動力になる、というメッセージを生徒たちに伝えてくださいました。
また、「人生で大きな決断をする時に大切にしていることは?」という質問には、「2つのうちどちらかを捨てるくらいなら、どうにかして2つの間を取れないかと考えてきた気がします。大切にしていることは、どちらが面白くなるか、ということ。自分にとって面白いことというのもあるが、社会にとって面白くなりそうなことや、役に立ちそうなことを選んでいきたいと思っています。」ともおっしゃっていました。
短い時間ではありましたが、これからの世界に出ていく生徒たちにとって大変貴重な機会となりました。
最後にはピアノ演奏もしてくださり、「ピアノの容量を全部使い切っているかのような素晴らしい演奏に心が震えました」と生徒は述べていました。
多くの生徒たちが、学ぶ意欲に燃え、色々なことに興味を持って探究していこうと決意しています!
松尾圭子校長が会の感想で述べたように、「筑女から世界へ!」羽ばたいてもらいたいと思います!
【お詫び】
当日の様子の動画の配信を3月上旬に行うと記載していましたが、肖像権等の関係で、校内のみの配信となりました。誠に申し訳ございません。









