昨年に続いて、今年度も、中学2年では「特別プログラム」と題しまして、普段の学校生活ではなかなかできないことにチャレンジしました。7月25日~27日の3日間、計4つのプログラムを実施しました。
7/25から3日連続で、「プログラミング中級」と題しまして、ウェブ上のプログラミングツールを用いて、ゲーム作りに挑戦しました。
「プログラミング」は、この特別プログラムが始まった当初から必ず実施しているプログラムです。大学入試でも「情報」が受験科目として新設され、特に「プログラミング」にも注目が高まっています。
昨年度もシューティングゲームを作りましたが、今年度は、どのようなゲームを作るかは参加者にゆだねました。
1日目は基本的なプログラムの組み立て方を学び、2日目はそれらを駆使して、生徒たちが試行錯誤を繰り返しながら、複雑なプログラムを同時に動かすにはどのようにしたらよいか、ディスプレイに真剣に向き合っていました。
そして、最終日にはそれぞれのゲームをお互いに発表し合い、実際に互いのゲームをやって楽しみました。画面のあちこちに出てくるアイテムをキャッチするゲーム、ストーリー仕立てで思わず考えさせられるゲームなど、参加者それぞれのオリジナリティのあふれるゲームは、非常にバラエティ豊かなものでした。
多くの先生方にも参加して頂き、実際にゲームをして頂いたことで、生徒たちはより一層、自信になったようです。
以下、生徒たちの感想(一部)です。
「プログラミング中級を終えて、1年生の時は苦手意識があったが、今回自分で作品を作り終えて、だいぶ苦手意識が減ったと思った。むしろ、少し楽しかったなと思った。そして、皆の作品を見て、同じようなゲームを作っている人がいないことにすごく驚いた。それぞれ個性的で、アイデアが詰まっているし、説明書きをもらっていないからこそ、それぞれ新しいプログラムを発見できたのだと思う。」
「自分がいつもやっているゲームが、こんなにもつくるのが大変なものだったと初めて知った。ゲームを作るときに思うようにいかなくってモヤモヤしたが、できた時はとても達成感があった。友達のゲームをプレイすると、自分には無い発想を知ったり、とてもよくできていたりして、参考になった。」
「プログラミングを習ったのは初めてでした。今までウェブ上でアップされている作品を見たことはありましたが、習ってから見直すと「ここはどう動かしているのだろう?」「いくつのプログラムを同時に動かしているのかな?」と興味を持てました。」
「チュートリアルを見ると、ただパズルを組む程度に感じますが、実際に触れてみると、想像以上にうまくいかず、音が鳴らなかったり、変なところからキャラが出てきたりしてしまい、悪戦苦闘しました。ですが、一日集中してやると、慣れがでてきて、説明書を見なくても自分で組めるようになりました。自分の理想のものを自分で作る。趣味のイラストと一緒で、理想のものが完成すると達成感があります。遊びでやる程度じゃできないかもしれないけど、こういう経験から未来の仕事に繋げていくのもいいのかもしれません。」
特別プログラムでは、自身の興味・関心の幅を拡げ、「志」につなげていくことを目的に、おもに長期休業中に実施しています。こうした経験や体験は、今後もさまざまなことへチャレンジしていく積極性や主体性を育む土台となっていくと思います。
次回は、最後のプログラムの様子を紹介いたします。どうぞお楽しみに。