中学校の特色・教育目標

6か年で学力を大きく伸ばす中高一貫教育プログラム

本校の中高一貫教育では、これからの時代で重要な「思考力」を養うための「深く」思考する学習を、「充実した学習時間」と「学習の効率化」で実現させています。高校受験という学習分断がないため、6年間をフルに使うことができ、自ら考え、問題を解く喜びを実感しながら、確実な学力を身につけます。また、中学1年次から習熟度別クラスを編成し、それぞれのクラスに合わせた学習内容、試験の出題をすることで、効率的な学力の定着を図ります。

6か年を最大に生かした、3段階でのステップアップ教育

コース紹介

「何が自分に必要な学びか」を知り、より深く学ぶ姿勢を育む個別最適な学びをサポート。
多様なコース設定とそれぞれの志に応じたプログラムを展開しています。

入学時

Ⅰ類・Ⅱ類

習熟度別クラスで
基礎を固め、
学びの土台をつくります。

  • 習熟度に合わせた学習や試験で基礎学力を定着。
  • 毎年、クラス替え(Ⅰ類・Ⅱ類)を実施。
  • 外国人との1対1の英会話や、ICTで自宅学習を支援。
  • 探究活動をとおして自分の興味や進路と向き合う。

入学時

医進・サイエンス

医学と科学の分野を深く学び、
志を高めるコースです。

  • ハイレベルな入試対策
  • 医療従事者としての「心」を
    育てるいのちの教育

高校2年から

国公立大学を目指すコース

難関大学、国公立大学進学を目指す生徒のためのコース。国公立大学進学に特化し、さらに難関大学を目指すための「医進」「サイエンス」「国文S」コースを設置しています。

高校2年から

私立大学を目指すコース

私立大学進学を目指す生徒のためのコース。私立大学進学に特化し、早い段階から一人一人の「志の実現」に適したカリキュラムで学びを深めます。

※上記は2024 年度現在のカリキュラム・コース編成です。

全コース共通の取組み

SP(Student Presentation)

さまざまなことに挑戦している生徒たちが、自分たちの活動成果をプレゼンテーションします。

  • 高校生国際シンポジウム
  • 九州大学未来創成科学者育成プロジェクト(QFC-SP)
  • 模擬国連

研究室訪問

九州大学法学部・理学部、佐賀大学、西南学院大学、福岡大学理学部、九州歯科大学などの大学の研究室を訪問したり、講義を受けたりして、大学での学びがどのように社会につながっているかを学びます。

さまざまな考え方を学ぶ
グローバル研修

海外、国内を問わず様々な現場に赴いて、多種多様な出会いの中で様々な考え方を学んでいきます。

研修先実績

  • ベトナム2 校と姉妹校協定締結
  • ベトナム、シンガポール、タイでのグローバル研修
  • サンフランシスコ研修(希望制)
  • グローバル・ビレッジ CJ(希望制)

2024年度は、
医・歯・薬・獣医学科に
合格者多数!

これからの時代を生き抜くために必要な「探究力」と「自学力」。
さまざまな活動によって身につける力が、学力向上を促していきます。

CJ-STEAM

探究力

生徒自らが設定したテーマを深く学ぶ探究活動を実施。一人一人の「ワクワク」を醸成し、高める「探究のSTEAM化」で、課題を見つける力、物事を様々な面から捉えて解決する力、新しい価値を創造する力を育みます。

自分の「知りたい」を深く追究する総合的な学習・探究の時間
医療分野の思考を広げる医進探究
科学分野の今と未来を知るサイエンス探究

自学力

ICT教育や英語教育などの授業改革により、従来の一斉・一律型の授業から脱却。自ら考え、学びを深める「生徒が自走する学びのサイクル」を支えるため、生徒が自ら考える機会を設定した授業を実施しています。

自分の「知りたい」を深く追究する総合的な学習・探究の時間
医療分野の思考を広げる医進探究
科学分野の今と未来を知るサイエンス探究

STUDENTS VOICE

筑紫女学園の探究活動は、
思考力と表現力を育み、
学ぶことの喜びや自分らしい生き方の実現へと
思つながっていきます。

名本 ゆりさん中学3年 医進・サイエンスコース

探究活動に取組むことで、自分が知りたいと思ったこと、興味を持ったことについて調べて、自分の意見を考えられるようになりました。そうして考えた意見を自分の言葉で発表するポスターセッションは、友達にアドバイスうもらいながら挑戦。以前よりも人前で発表することへのの苦手意識が薄くなったと感じました。また探究活動の面白い点は、物事を調べる際に「どういうことに着目すべきか」ということから自分で考えられること。将来の夢はまだ決まっていませんが、これからも自分が興味をもったことについて積極的に調べるようにしたいです。

大石桜子さん中学2年 I類

(※2023年度時点)

ICTを利用した授業では、教科書中心の授業ではなく、自らの思考力や表現力を求められることが多いです。学びを深めるためのプレゼンテーションではICTを利用して資料作成を行います。友達とプレゼンの練習をしている時にも多くの学びがあり、友達や先生方からの率直な意見はとても貴重です。文化祭などで先輩方や保護者の方々にプレゼンテーションを聞いてもらい、多くの助言をもらえます。授業中のグループワークでは友達と考える時間があり、色々な意見を聞けてとても面白いです。今後は自分の力で物事を考え、行動できる人になりたいです。そのためにも好奇心をもって何事も自分から挑戦し、たくさんの人と関わり視野を広げ、礼儀正しく凛とした人間になれるように日々努力していきたいです。

李研希さん中学2年 I類

(※2023年度時点)

探究活動では、自分が興味をもったテーマの真実を探っていく中で出てくるたくさんの問いを調べることで、視野が段々と広まっていきます。調べた内容は文化祭で発表するのですが、私は中国語で発表しました。その他にも英語や韓国語を使って発表する生徒もいて、日本語に限らないグローバルな発表会はとても良い経験でした。私の将来の夢は医者になってたくさんの人々を救うことです。そのためにも人一倍勉強を頑張ると同時に、常に好奇心や問いを持ち続け、物事をいろんな側面から考えられる人になりたいです。世界中で戦争や貧困に苦しんでいる人が多くいる中、学校で学べる機会がどれほど貴重か感じます。学んだ知識を生かし、将来一人でも多くの人の役に立ちたいと思います。