さまざまな大学との連携

九州大学・九州工業大学・福岡大学・久留米大学・福岡学園・芝浦工業大学等と連携し、さまざまな体験型研修を実施しています。 大学教授による研究内容へのアドバイス、医学生との実習体験、研究室訪問など、大学での学びを自ら体験することは、進路選択の大きな判断材料になるとともに 日々の学習のモチベーション向上にもつながります。

九州工業大学大学院情報工学研究院と連携協定を締結
(令和4年12月)

医進研究発表会(福岡大学医学部にて)

福岡歯科大・看護大での研修

福岡大学医学部生による公衆衛生学授業の実施

公衆衛生学の実習として、医学部の学生による防煙及び薬物乱用・飲酒防止の授業を実施


大学の研究室訪問

九州大学法学部・理学部、佐賀大学、西南学院大学、福岡大学理学部などの大学の研究室を訪問したり、講義を受けたりして、大学での学びがどのように社会につながっているかを学びます。

研究室訪問の主な提携先大学

  • 九州大学芸術工学部
  • 九州大学法学部
  • 筑紫女学園大学
  • 福岡大学理学部・商学部
  • 福岡看護大学
  • 福岡歯科大学
  • 福岡医療短期大学
  • 第一薬科大学薬学部・看護学部

海外在住の日本人とのオンラインディスカッション

「総合的な学習の時間」は、変化の大きな時代において探究的な見方や考え方ができるように課題解決を通して、自らのさまざまな資質を磨いていくことを目的としています。例として、中学2年生がシンガポール、オーストラリア等海外で働いている日本人とのオンライン・ディスカッションを行いました。事前学習の後、自分たちで司会進行をして、海外で働く日本人に直接話を聞き質問をしました。家庭や学校以外の社会人と話をする機会が初めての生徒も多く、大変刺激になり、働くということについて具体的に考え始めるきっかけにもなりました。さらに学んだことをスライドにまとめて学年で共有しました。これまで知らなかった外国の状況や、女性が働く環境について知り、外国及び日本の課題について考えを深める有意義な研修となりました。


探究活動の一例

キャリア教育の一環として、思考力と表現力を育み、学ぶことの喜びや自分らしい生き方の実現へとつながる探究活動を実施しています。

[全クラス共通]

課題を自ら見つける力
物事をさまざまな面から捉えて解決する力
新しい価値を創造する力

中学校

●2023年度実績

[全クラス共通]

中1・2合同 ポスターセッション

総合的な学習の時間で興味・関心のあるテーマについて考察したことを、ポスターや新聞の形式にまとめ発表しました。

[全クラス共通]

中2 社会科授業
「STEAM的思考で鴻臚館の歴史を考える」

「STEAM思考チャート」を用いて、九州国立博物館の実物教材を分析。「問い」を立てる→共有→考察というSTEAM的思考の型を実践しました。

[全クラス共通]

福岡大学理学部体験

福岡大学の理学部を訪問。「地球」「物理」「化学」「数学」の4つの分野に分かれて実験を行い、理系科目への興味を深めました。

[希望者]

マレーシアの高校生とのオンライン交流会

プトラジャヤプレシント16(1)中高学校との交流会では、英語・日本語・マレー語の3カ国語で、互いの学校や文化を紹介し合いました。

[全クラス共通]

サマー語学研修

カナダやイギリス、ジャマイカなど7カ国の先生とともに、自らが選んだSDGsのテーマを研究し、英語でプレゼンテーションを実施。地球規模の課題にチャレンジする研修です。

[希望者]

筑女大の留学生との交流会

中国、インド、ベトナムの留学生から出身地や母国の文化、日常会話などを教えてもらい、グローバルな視野を広げました。

[希望者]

ベトナム姉妹校生徒との交流

海外研修で訪問したベトナムの姉妹校、Viet Duc高校とオンライン交流を実施。もう1校の姉妹校、Phan Dinh Phung高校は本校で交流を行いました。

[全クラス共通]

シンガポール南洋理工大学佐藤裕崇教授による講義と座談会

佐藤教授が研究中の「昆虫サイボーグ」や、留学先として魅力的な南洋理工大学についてお話いただき、希望者との座談会も開催。

●2022 年度実績

世界遺産をテーマに取り組む探究学習

「災害」「開発」「紛争」「観光」の4つのテーマで世界遺産について研究します。4クラス横断のグループで協働し、課題の発見と解決方法を探りながら、課題設定・探究のしかたを学んでいきます。

論文の参考として企業や団体にインタビューし、共有

自分が関心のあるテーマについて探究・研究を行い、論文を執筆します。そのために企業や団体に自分たちでアポイントを取って取材し、その内容を学年で共有しました。お互いに学んだことを共有し合うことで、様々なテーマの知識を深めることができます。

教科横断型特別プログラム

九州歴史資料館とコラボして、VRで古墳内部に入ったり、特殊な頭微鏡やX線CTスキャナーなどを使ったりして最新科学を学ぶ「考古学×最新科学」。理科で学んだ「糖」や「酵素」の知識をもとに砂糖の量などの条件の異なる3種類のパンを作り、できあがりやそこに至るまでのプロセスでどのような違いが生じるのか研究する「家庭科×理科」。購買部や食堂の方と一緒に、商品(メニューなど)の開発を進め、開発することで社会問題の解決につなげることを目標にした「社会的起業家を目指そう!」。このような、教科や技術・環境を横断し、学びを社会に活かすプログラムを実施しました。

「考古学×最新科学」

「家庭科×理科」

「社会的起業家を目指そう!」

福岡大学理学部体験

中学3年生全員が福岡大学の理学部を訪問し、「地球」「物理」「化学」「数学」の4つの分野に分かれて実験をしました。「理系」に苦手なイメージをもっていた生徒も、自分たちの身近な現象を理系科目で説明することができることに気づき、興味をもつことができました。

高等学校

●2023年度実績

「総合的な探究の時間」の目的は、3年間をとおして課題解決法を学び、自己の在り方を考え、自分の考えを表明することです。そのためにSDGsや地域社会の諸課題を考察し、社会と学問のつながりを学ぶほか、大学研究室訪問や企業訪問を積極的に行い、進路実現のために探究を深めます。

[全クラス共通]

大学訪問

九州大学法学部・理学部をはじめ、佐賀大学、西南学院大学、福岡大学などのさまざまな学部の研究室を訪問し、進路に関する考えを深め、大学の学びと社会のつながりを探究します。

[全クラス共通]

ビジネスプランコンテストに挑戦

高校生R!ngで身近なところから「問い」を立て、解決するためのビジネスプランを考えてコンテストに応募。自分ならではの問いを言葉にし、主体的に探究する方法を学びます。

[希望者]

福岡歯科大学
福岡看護大学訪問

福岡歯科大学、福岡看護大学を訪問し、看護や歯科の講義を受け、実習をします。先生方から医師としての心得や、女性のライフキャリア形成についてのお話を聞く貴重な機会です。

[全クラス共通]

企業訪問

「フィールドスタディ(企業訪問)」を実施し、地域の現状や課題について知り、「働くことの意義」や「自分の将来の生き方・在り方」を探究します。

●2022 年度実績

地域探究、県外・海外の高校生との交流

福岡の抱える課題について自分たちでテーマを設定→探究→発表を行った後、北海道、東北や九州、海外ではミャンマー、フィリピンの高校生とお互いの地域の課題について共有し、学び合いました。

福岡のこれからの未来像を考える

1年次の取組をもとに、「地元、福岡の抱える課題を知り、福岡の未来について考える」というテーマに取り組んでいます。その一環として、40社以上の地元企業を訪問し、現在抱えている課題に対して企業がどのように取り組んでいるかを学びます。また、人と社会がどのようにかかわっているのか、働くことの意義とは何か等について考え、進路目標設定につなげていきます。
また、修学旅行を総探の取組の1つとして位置づけ、これまでの取組で学習し、考察してきたことをフィールドワークを通して確認しました。国内コースでも、海外コースでも、企業訪問と日本の文化に触れることを通して、社会が多様性の理解をどのように進め、SDGsをどのように実践しているのかなどについて学びました。修学旅行で学んだことを、福岡の未来像を考えることにつなげることを目標にしています。

企業でのフィールドワーク

[医進・サイエンスコース] (中学3年次から選択)

仮説検証を繰り返しながら科学的に考察する能力
科学的根拠に基づいて判断する能力
理解した事柄を論理的に説明・プレゼンする能力

医進・サイエンスコース

●2023年度実績

[医進・サイエンスコース]

九州大学の教授による講義→各自探究発表→講評

九州大学医学部教授の前で探究発表会を行いました。事前に出された考察課題についてディスカッションを重ね、プレゼン資料を作成。グループごとにアドバイスをいただきました。

[医進・サイエンスコース]

九州工業大学の教授による講義→実習→各自研究発表

CO2の排出量を低減させるために必要な取組について実験を含めた講義を受講。講義後はグループごとに6つの課題に取組み、教授の前で発表を行い、講評をいただきました。

情報工学部の先生の講義を受講後、グループディスカッションを行い、興味・関心に応じて班を編成。考察結果を何度も発表することで、思考法やプレゼンスキルが向上しました。

[医進・サイエンスコース]

九州工業大学教授によるキーワード講演会

九州工業大学情報工学部や福岡大学医学部などさまざまな専門分野の先生をお招きし、講演会をしていただきました。この講演会で出会ったキーワードを起点に、探究活動の中で自分の論題を決めていきます。

[医進・サイエンスコース]

福岡大学論文講評・論文講評

「医進探究」の中で、各自設定したテーマを1年かけて探究し、その内容を福岡大学医学部で発表し、先生方から講評やアドバイスをいただきました。その後、論文にまとめたものにもコメントをいただきました。

【医進探究論文例】

「立ちくらみはすべて鉄分摂取で改善するのか」
「人工知能(AI)に感情を持たせることは可能か」 など

【サイエンス探究論文例】

「雨を思い通りにすることはできるのか」
「日本の経済はAlを用いることによって復活するのか?」
「海面上昇は止められるのか」 など


外国大学進学(留学)説明会

社会のグローバル化に対応し、語学力だけでなく、国際的な視野を備えた人材を育てるための様々な研修の1つとして、在福岡米国領事館の方をお招きして、アメリカをはじめとする海外の大学への進学(留学)説明会を実施しています。

おもな内容

外国大学進学の意義、自分にあった学校の見つけ方、どのような準備が必要か、
海外の大学の教育システムと入学条件・費用等、実際に進学した人の体験談 など