
校長あいさつ
伝統と革新の女子教育。教育は新たなステージへ。

筑紫女学園中学校・高等学校
校 長
松尾 圭子
筑紫丘高等学校長、福岡県教育庁理事を経て母校に着任。これまでの功績が認められ、「平成29年度教育者表彰(文部科学大臣表彰)」を受賞。福岡県男女共同参画のロールモデルにも取り上げられる。
筑紫女学園の創設者であり、初代校長であった水月哲英先生は、日本の女性たちの地位をもっと上げ、輝く生き方ができるようにしたいとの思いから、生涯を女子教育のために捧げられました。
筑紫女学園は、創立以来115年の間、「自立した女性」の育成を使命として掲げ、「社会に貢献できる女性、自分らしく人生を切り拓いていくことができる女性」を世に送り出してきました。時代に先駆けて各界で大いに活躍されている卒業生の姿は、本校にとっては誇りであり、本校で学んでいる生徒たちにとっても、未来に向かって歩んでいく勇気と自信を与えてもらう存在となっています。変化の激しい時代を生きる上で、今なすべき教育とは何かを常に考え、果敢に改革・改善に取り組んでいます。
まず、本校では「教え込む授業から自ら学び考える授業へ」“Teach Less, Learn More.”
を掲げ、一斉・一律の授業を減じ、生徒たちが学校外の学びの機会を得、より主体的に学ぶことができる環境を提供することにしました。また、学力や興味・関心が多様化している生徒たちに応じた指導を更に充実させるための「個別最適な学び」の環境をつくっています。「個別最適な学び」によって、生徒たちは志を抱き、目標に向かって主体的に学ぶようになると確信しています。
次に、本校が目指しているものは、大学合格のためだけの教育ではなく、人生をより良く生きるための知性、こころの豊かさ、そして強さとしなやかさを兼ね備えたバランスのとれた人間を育成する教育です。知識や技能を習得するだけならば、必ずしも学校に通う必要はないと考えています。広い世界に出たときに必要となる主体性、創造力、コミュニケーション能力を高める教育を目指しています。ICTを使って世界中の学びの資源に触れ、日本という限られた世界からグローバルな世界へとはばたき、輝いてほしいと思います。
女性への期待が高まるなか、仕事、結婚、出産という様々なライフステージにも立ち向かえるように、新たな時代へ踏み出すあなたの一歩を全力で支えます。
伝統と革新が融合した筑紫女学園中学校・高等学校で皆さんも頑張ってみませんか。