昨年に続いて、今年度も、中学2年では「特別プログラム」と題しまして、普段の学校生活ではなかなかできないことにチャレンジしました。7月25日~27日の3日間、計4つのプログラムを実施しました。
最終日の7/27は、昨年12月から定期的に行っている「社会的起業家をめざそう」を実施しました。このプログラムでは、購買部や食堂の方と一緒に、商品(メニューなど)の開発を進めています。
今回は「第Ⅱ期」ということで、若干のメンバーチェンジをして、議論を引き継いでいきました。このプログラムでは商品を開発することが目的ではなく、開発することで社会問題の解決につなげることが大目的です。
そこで、3つの班に分かれて、それぞれ起業プランを考えてプレゼンテーションを行い、見ている人たちに投資をしてもらうというゲームを行いました。こうしたゲームを通して、社会問題にどうアプローチしてアイデアを形にするか、少し具体的に考えることができたようです。
環境や食の問題に限らず、社会に根深く存在する課題に向き合うことは大変ですが、これまで班で議論を重ねながら少しずつ前進してきました。
以下、生徒たちの感想(一部)です。
「初めて特別プログラムに参加しましたが、とても楽しかったです。投資先を選んだり、商品開発に参加したり。なぜ前に参加しなかったのかなぁ…と思っています。これまで、そんな活動はしたことはありませんが、頑張りたいと思います。」
「人の前で自分たちの起業プランをプレゼンするのは初めてでした。グループのみんなで意見を出しながら内容を考えることができました。自分たちが解決したい問題は何なのかを考えて、よい商品を開発できるように頑張りたいです。」
「今日の活動ではまず、社会的問題を解決する方法を班のみんなで考えることができました。難しいテーマだったけれど、班のみんなの知識を出し合ったり、調べたことを共有したりして投資をしてもらえるようなプレゼンになるように頑張りました。思ったよりたくさんの方に投資してもらえて嬉しかったです。」
「今日は、第Ⅰ期のはじめにやったこと(「起業とは?」)をもう一度見直す、学び直す機会になったのでよかったです。これから商品開発するにあたって活かしていきたいです。「金融」はとても難しいけれど、今日みたいにゲーム感覚でやると少し近く感じました。」
特別プログラムでは、自身の興味・関心の幅を拡げ、「志」につなげていくことを目的に、おもに長期休業中に実施しています。こうした経験や体験は、今後もさまざまなことへチャレンジしていく積極性や主体性を育む土台となっていくと思います。
今回の4つのプログラムを通して、生徒たちがより一層、たくましく成長してくれることを願っています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。