本年の涅槃会・追悼会のご講師として北海道教区後志組大成寺住職の早島理先生をお招きしてご法話をいただきました。先生は、長崎大学や滋賀医科大学で「医の倫理」の講義を担当され、この度の法要では、教鞭をとられた医学部でのご経験を踏まえて、わたしのいのちのつながりを考える上で身近なつながりから仏教の利他のこころにふれて考えることの大切さということについてご法話をいただきました。
また、法要後に高校1・2年生医進コース生徒へむけて「治癒する医療と看まもり支える医療」と題して特別講義をいただきました。はじめに医療現場における“ことば”ということについて、患者さんの発する“ことば”の重さについて医療者としてどう考えるかということについてお話しをいただきました。そして、”生死“のことばの読みから考える”いのち“について医療と仏教の立場からお話しをいただき、両方の視点をもった医療者としてのあり方の大切さについてご講義いただきました。医療を志す生徒たちにとって、大変貴重な学びのご縁となりました。