12月23日(土)に,冬休み特別プログラムの一環として,「筑紫女学園大学大学院の留学生との交流会」を開催しました。中学2年生・3年生の19名が参加しました。海外への留学を目指し,国際的に活躍することを目標にしている生徒が多くいます。
今回,交流会に参加してくれたのは,王芷若<オウ・シジャク>さん(中国),イルンバン・モリタ・チャヌさん(インド),VO THI YEN NHI<ボティエンニー>さん(ベトナム)の3名です。3名とも民族衣装で交流会に参加してくれました。まず3名からそれぞれの国や出身地の紹介です。魅力的な映像を交えてお話してくれました。それぞれの国や民族の言語でのあいさつなど,簡単な日常会話もレクチャーしてもらいました。そしてグループに分かれてトークタイムです。参加した生徒からは,「なぜ日本に留学しようと思ったんですか?」「留学していて寂しくなったことはありませんか?」「ベトナムでみんなが知っている日本のマンガやアニメは何ですか?」と次々に質問が出されました。記念撮影後,校舎内を自由に散策しました。筑紫女学園大学には「アジア文化学科」があります。日本はアジアの一員。「筑紫」は古代以来,アジアへの玄関口でした。筑紫女学園中学校高等学校では,今後も留学生との交流会を開催し,生徒のみなさんの国際的な感覚を育てていきたいと考えています。
参加した生徒の感想を掲載します。
・ベトナムの文化を自分から知ることがなかったので楽しかったです。日本語を習得するのに6年以上かかった と言っていたので,私も英語を勉強する意欲が高まりました。
・他国の歴史や文化を知ることができて,面白かったです。中国語について勉強しようと思っていたのでよい機会になりました。また,ベトナムでドラえもんやコナンが有名だと知ってびっくりしました。これからも外国の方との交流をしていきたいです。
・留学生の人たちはみんな日本語がすごく上手で驚きました。インドの方が話していたインパール作戦など,私たちが知らないだけで,日本と外国の国々との関わりは実は結構あるんだなと思ったし,もっと他の国の歴史や交流を知ってみたいと思いました。またベトナム料理にパンが使われている理由の1つに,昔,フランスの植民地だったから,というのがあって,身近なことにも注意してみると,その国の歴史や習慣などが背景にあるんだなと思い,興味をもちました。今,授業で習っていることも,ちゃんと意味があるんだということを実感できました。
・先輩は日本に来たときは,自分の名前ぐらいしか日本語は話せなかったし,家族に会いたくて泣いてしまったこともあったとおっしゃっていたので,私にもがんばることができるのではないかと思いました。留学をしてみたいという気持ちはあるけど,不安なことが結構多いので,ホームステイなどから挑戦したいと思いました。また,たくさんの国の人と接したりして,いろんな国のことをもっと知りたいです。その国の料理など,たくさんの魅力を教えてもらえたし,みんなでたくさん笑ったりしてすごく楽しかったです。