ベトナムViet Duc高校との交流の翌日、中学3年生では、11月にベトナム海外研修でお世話になった、ベトナム航空 福岡空港事務所から店田由美さんをお呼びして講演会を行いました。
講演会では、ベトナムの話のみならず、SDGsに関係した話、働く上でのジェンダーに関係した話など多岐に渡りご講演いただきました。
コロナ渦の間、ベトナムでは渡航制限を行っており、ベトナム航空 福岡空港事務所として渡航制限以降初めての教育旅行が本校だったようです。そのため店田さんは本校に特別な思い入れがあるとおっしゃっていました。
生徒たちの多くは、海外研修で見つけきれなかった日本との関係や、仕事で英語を使うこと、店田さんの「海外と切り離せない時代」という言葉に生きるヒントを見つけたようです。
以下、生徒の感想です。
「ベトナムの観光から、経済面での日本との関係まで幅広いお話を聞いた。ベトナムを思い出して懐かしくなった。旧市街など、ベトナムの観光地は少し日本とは違った雰囲気だが、そこに魅力があるなと感じた。
また、ベトナムは発展途上なのに、女性がたくさん活躍していると知り驚いた。しかし、日本は男女平等などと言われ始める前にシステムが出来上がってしまっているので社会を変えにくいが、ベトナムは今も成長中だから柔軟な社会にしていけるのだろうなと思った。だからこそ、日本も様々な国から見本にされる存在だから、厳しくても社会を変えていく必要があるように感じた。」
「3ヶ月前にベトナムを訪れて学んだことより、今日店田さんのお話を聞いてベトナムのことをもっと知ることができました。わたしは総学の探究活動で男女差別について書きました。その際女性の方も多く活躍している国としてベトナムもあがっていました。今日のお話の中にも航空会社の様々な分野で多くの女性が働いていると知り、ベトナムは男女差別がない発展した国だと思いました。今より英語力をもっとつけてまたベトナムを訪れた際に違いを発見して楽しみたいです。」
「お仕事でベトナムと関わっていらっしゃる店田さんのお話を伺って、現在のベトナムの発展の凄まじさ、これからのベトナムについて学べました。中国やフランスに支配されていた歴史を持ちながら、独立国としての成長や人々の逞しさをより一層感じることができました。また、店田さんの「海外と切り離せない時代」という言葉がとても心に残りました。「これから」を生きる私たちにとって、非常に大切で、念頭に置くべき言葉、考えだと思います。これからもベトナムについて学び、足を運び続けたいと思っているので、とても貴重な時間でした。」
「今回、店田さんの話を聞いて、海外研修では行かなかったベトナムの地域などを知ることができました。また、ベトナムでは女性が多く働いており、出産後も働くことができるということがわかりました。そして、ベトナム航空では女性のパイロットもいること、そして、制服の色が責任者などで違っていることなどを知ることができました。」