中学1年生では、希望者を対象に、プログラミング初級「英語でScratch」を3日間実施しました(7/22~7/24)。
参加した生徒たちの多くが、小学生の時にScratch(以下、スクラッチ)でのプログラミングを経験していました。
しかし今回のスクラッチでは、言語設定が英語です。当然、ブロック(プログラミングの指示が書いてあるもの)もすべて英語。私たち教員の指示も、ときどき英語を交えて行いました。
加えて今回は、スクラッチで数学の一次関数に挑戦しました。最終的なゴールは、動かしたい対象物が座標軸上のどこにあり、XやYの値をどのようにプログラミングしたら、お手本通りにグラフの線を引くことができるか、というものです。
プログラミング ✖ 英語 ✖ 数学、まさにSTEAM的な思考です。ちなみに、スクラッチにもともとある指示には、「線を引く」というものはありません。
生徒たちは2~3人でチームを作り、協力しあいながら、試行錯誤を繰り返し、結果的にすべてのグループがゴールに到達することができました。
今回は、社会科と英語科の教員でこの特別プログラムを行いました。印象的だったのは、わからない単語を英語科の教員で聞くことなく、自分たちで辞書をたくさん調べて理解しようとした姿です。
生徒たちの組んだプログラミングを見ると、お手本のプログラミングと違いますが、試行錯誤して完成させている軌跡が見て取れました。同時に、1つのゴール(目的地)にたどり着くルートは複数あることを、生徒たちは身をもって体験することができました。
以下は、生徒たちの感想です。
「うまくいかなかったりして難しかったけど、すごく楽しかったです。」
「あまりプログラミングが得意ではありませんでしたが、どうすればできるか考えながらできたので、これからもしたいです。」
「小学生の時は、X座標・Y座標の意味が分からなかったけど、この特別プログラムを通してわかるようになって、もっとスクラッチに興味を持ちました。」
“At first it was difficult, but I was happy when I cooperated with my friends and succeeded.“
“I devised ways to combine and adjust each item one by one.“
“I’m grad I took the course because I was able to make friends with people in the first grade and learned English and Math.“