中学2年 夏休み 特別プログラム 第2弾(考古学×最新科学)

2022.07.30

中学校
イベント

昨年に続いて、今年度も、中学2年では「特別プログラム」と題しまして、普段の学校生活ではなかなかできないことにチャレンジしました。7月25日~27日の3日間、計4つのプログラムを実施しました。

2日日の7/26では「考古学×最新科学」と題しまして、小郡市三沢にある九州歴史資料館の皆様のご協力を得て、考古学で用いられる様々な科学技術やそこからわかる成果などを教えて頂きました。

今夏の特別プログラムのテーマの一つは、「教科の横断」です。例えば、歴史は単に「覚えるもの」というイメージで語られることが多いですが、実際はそれを解き明かすために科学の力が用いられることもしばしばです。

2日目のプログラムでは、九州歴史資料館とまずオンラインでつながり、保存科学に用いられる特殊な顕微鏡やX線CTスキャナーなど、多くのデジタル計測機器を紹介して頂き、その役割や成果を学びました。

つぎに、実際に学芸員・スタッフの方々のサポートを得て、科学技術を駆使した成果として、VRで古墳内部に入ったり、仏像の内部を見るといった体験をさせて頂きました。初めてのVR体験に、多くの生徒たちが驚きと感動で声を上げていました。

以下、生徒たちの感想(一部)です。

「最新技術によって遙か昔の歴史が分かるということに関心を持ちました。このような最新技術を使っての研究が進むと、今私たちが習っている歴史は大きく変わるかもしれないと思うと、すごく興味深い話でした。」

「最先端技術を駆使して次々と新しいことを解明しているのがかっこいいと思いました。X線CTスキャナーでは、仏像の中身なども見ることができ、大事なものは切らずに中身が見れるなんてすごいなと思いました。」

「VR体験では、本当に古墳の中に入っているようなゴテゴテしている感じや石のようなものが埋め込まれている感じも、すごく細やかに作られていて、実際に行ってみたいなと思った。」

「貴重な遺産を後世へ残す一つの手段として、VRなどを使うことで大人も子供も考古学に興味が持てるようになり、保存につながると思います。今回のプログラムを通して、考古学の興味がすごく湧き、将来の夢を考える上で、新しい考え方が生まれました。」

特別プログラムでは、自身の興味・関心の幅を拡げ、「志」につなげていくことを目的に、おもに長期休業中に実施しています。こうした経験や体験は、今後もさまざまなことへチャレンジしていく積極性や主体性を育む土台となっていくと思います。

次回は、3日目のプログラムの様子を紹介いたします。どうぞお楽しみに。

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