村の復興計画を
みんなで考えよう!

中学2年生

2023年 7/24

「村の復興計画をみんなで考えよう!」国連ハビタット・ワークショップ

7月24日(月)に中学2年生を対象に,国連連合人間居住計画(ハビタット)の石長史康調整官を講師にお招きして,ワーク・ショップを開催しました。石長調整官には,1年生のときにも全体講演をしていただきました。今回はその第2弾です。ワーク・ショップのテーマは,「村の復興をみんなで考えよう!」です。

石長調査官はまず,国連ハビタットの活動概要を紹介します。そして,いくつかの写真を題材に,「どのような活動をしているのか?」を考えました。これらの写真は,石長調整官が実際に訪れたネパールでの活動の様子です。屋根の耐熱性の強化や飲み水の確保,浄水器の設置などの場面です。いずれもSDGsの考え方と関連してご説明していただきました。

次にワーク・ショップです。参加者は「ハビタット村の住人」とします。ハビタット村が大雨によりたくさんの被害が出たと仮定し,復興計画をシミュレーションしていきます。石長調整官は「話し合い」の重要性を説きます。復興のために10個の事業を示し,「どんな村を目指したいのか?」「何をどの順番で実施するか?」「それはなぜか?」について意見を出し合いました。

生徒たちからは,「安全・安心に暮らせる村がいい」「自然災害に強い村がいい」「高齢者や障害をもった方にやさしい村がいい」「やはり堤防の建設を優先すべきだ」「職業訓練所の建設をして教育を重視すべきだ」といったさまざまな意見が出ました。

最後に,石長調整官から「優先順位」をつけることの重要性やコストの意識,既存の施設を再活用するアイデアなどが大切であるとのコメントをもらいました。活発な意見交換ができ,有意義なワーク・ショップが実現しました。以下は生徒の感想です。

生徒の声

今日の講習を受けて,ワーク・ショップでは費用のことや工事期間,優先順位など村のことを考えるだけでもたくさんのことを考えなければならないことに驚きました。だけれど本当に有意義な時間でした!こんなこと普段考えないので貴重な体験でした。

私は順番の大切さを今回の授業で1番深く考えさせられました。実際現地に行けばそれぞれの抱えている問題や状況も違うと思うし,対立もするかもしれません。それを考えて立場を理解した上で最善に近づけたら成功なのだと思うので,普段勉強や何か問題が起きた時にも選択したものを最善に出来る様にしていきたいと思いました。

国連ハビダットの人たちのお陰で安心できる世界をつくっているのだなと思いました。復興順位も何かを創ろうと思ったら、また何かの問題が出てきて,復興順位も必ずしも簡単なことではないのだなと感じました。筑女で2回目の授業でした。今日も本当にありがとうございました。

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