国際協力 × 私
-JICA九州を訪ねて-

中学3年生

2023年 7/31

7月31日(月)、中学3年生26名といっしょに、北九州市にあるJICA九州を訪ねました。

この夏の中学3年の特別プログラムでは、「学びは無限大 ~校外に出て、学びを深めよう」をテーマに、計5つのプログラムを実施しました。

ご紹介した「Let’s be a tour conductor!」のように、校内で行ったプログラムもあります。

いずれのプログラムにおいても「身近なもの」に注目して、学びを深める取り組みを行いました。

この「国際協力 × 私」では、募金だけでなく、私たちができる国際協力はないのか、私たちに何ができるのか、そのヒントを得ようと、生徒たちは参加しました。

まず、JICAやJICA九州の取り組みについての説明を受け、イエメンでJICA海外協力隊の活動をなさった中本さんの講演を聴きました。

JICA九州の施設はとても広く、ご覧のように、SDGsを体感的に学べるコーナーもありました。また、施設内の食堂で昼食をいただき、さまざまな国の料理も堪能し、五感で「世界」に触れることができました。

そのほかにも、当日はベトナムからの研修団の方々もいらっしゃいました。日本・ベトナム双方が、国際”相互”協力を具体的に考えている最前線なんだと感じました。

本プログラムの実施に際し、ご尽力いただいたJICA九州の皆様に、この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。

私たちは今後も、こうしたプログラム等を通して、生徒たちの知的好奇心を刺激し、学びのエンジンを加速させたいと考えています。

そうした経験がきっと、生徒たちが志のタネを育むことにつながることでしょう。

生徒の声

改めて私たちの生活は色々な国の人に助けてもらって成り立っていることを確認できた。だからこそ貧困や飢餓を解決するだけでなく、お互い助け合うという意味でも支援は大事なのだと再認識した。

「国際協力は国際”相互”協力」という言葉が印象に残りました。お互いが協力することで成立するんだと分かりました。「異文化理解」は言葉にするほど簡単ではないということにすごく共感しました。

言語の壁を気にせず、相手の言語を理解しようとする行動が人と人が繋がる一歩だと思いました。宗教の違いもあってお互い理解しきれない部分もあったと思いましたが、それを理解し合ったイエメンの人と中本さんは本気で向き合っていて素敵だと思いました。

文化は観光客の立場では理解することが難しいということも分かりました。そして、経済的、物質的の豊かさは必ずしも人の幸せに直結しないということも知ることができました。

国際協力をするにはまず、自分が育った地域のことをよく知り、家族を大事にして、個性を発揮する前に相手のことを考えることが大切だと思いました。そして、自分や日本の価値観を押し付けずに相手の文化や習慣・価値観をよく知ることが大切だと思いました。

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