考古学×最新科学
7/26
2日日の7/26では「考古学×最新科学」と題し、小郡市三沢にある九州歴史資料館の皆様のご協力を得て、考古学で用いられる様々な科学技術やそこからわかる成果などを教えていただきました。
今夏の特別プログラムのテーマの一つは、「教科の横断」です。例えば、歴史は単に「覚えるもの」というイメージで語られることが多いですが、実際はそれを解き明かすために科学の力が用いられることもしばしばです。
2日目のプログラムでは、九州歴史資料館とまずオンラインでつながり、保存科学に用いられる特殊な顕微鏡やX線CTスキャナーなど、多くのデジタル計測機器を紹介していただき、その役割や成果を学びました。
実際に学芸員・スタッフの方々のサポートを得て、科学技術を駆使した成果として、VRで古墳内部に入ったり、仏像の内部を見たりといった体験をさせていただきました。初めてのVR体験に、多くの生徒たちが驚きと感動で声を上げていました。
生徒の声
最新技術によって遙か昔の歴史が分かるということに関心を持ちました。このような最新技術を使っての研究が進むうちに、今私たちが習っている歴史は大きく変わるかもしれないと思うと、すごく興味深い話でした。
最先端技術を駆使して次々と新しいことを解明しているのがかっこいいと思いました。X線CTスキャナーでは、仏像の中身なども見ることができ、大事なものは切らずに中身が見られるなんてすごいなと思いました。
VR体験では、本当に古墳の中に入っているようなゴテゴテしている感じや石のようなものが埋め込まれている感じも、すごく細やかに作られていて、実際に行ってみたいなと思った。
貴重な遺産を後世へ残す一つの手段として、VRなどを使うことで大人も子供も考古学に興味が持てるようになり、保存につながると思います。今回のプログラムを通して、考古学への興味がすごく湧き、将来の夢を考える上で、新しい考え方が生まれました。