人生は楽しいのがよろしいね
寒い日が続きますが,皆さん毎日を楽しく過ごしているでしょうか。
この言葉は新聞の企画,「名セリフに託す私の大人宣言」で1位に選ばれた(新聞社の選んだマンガ作品に登場する23のセリフの中から20~50代の男女,各年代250人が選出)もので、マンガ『1日2回』の中に出てきます。どのような場面のセリフかというと,チューやん(父親)が自分の娘とその友人が楽しそうに過ごす様子を見守りながらつぶやく一節です。
仏教には『遊戯三昧(ゆげざんまい)』という言葉があります。
語源的には「悟りを得た人が何事にもとらわれず、自由自在に何事も遊びのように楽しんで没頭する境地」ですが、それを私たちにあてはめてみると、「日常生活に関わることすべてを遊びのように徹して楽しむということ」・「遊ぶことも遊び,勉強や仕事をすることも遊び,どんなことも遊びとして受け入れること」になるのでしょうか。
遊ぶということは自由で,何事にもとらわれない。なので,そこには失望や悲しみ劣等感等の苦しみはありません。すべてを徹底的に楽しむ,それは不真面目でいいということではなく,毎日を大切に生きることにつながっていくのではないかと考えさせられます。
「楽しいことをする」のではなく「することを楽しむ」。妥協とも違う,あきらめも違う,遊びながら勉強や仕事をすることでもない。なかなかできにくいことですが,ほんの一部でもそうなっていければ世の中が変わって見えてくるのではないでしょうか。
(文責 宗教科)